さん
前回の続き・・・。
上司『お疲れ様。・・・ベテランさん、2日くらい前に暴力事件起こした?』
背筋が凍りつく感覚を初めて味わった瞬間でした。笑)
調書には、所属している会社名を書かれていました。
フィリピン法人の名前さえ分かれば、日本の本社なんて簡単に調べられます。
正直焦りましたが、冷静に事の経緯を説明します。
上司『なるほどね、向こうの言い分だけだと状況が分からないから電話したんだ。でも、暴力はよくない。本人からの電話ではなくて、弁護士さんからの電話だったのよ。大怪我したからベテランさんの給料を差し押さえるって内容だった。でも、フィリピンで起きた事なので、フィリピンの会社を通して下さいって突っぱねちゃった。ボス(フィリピンの会社の私の上司にあたるアメリカ系フィリピン人)に相談してみて。』
ということでした。
すぐにボスへ相談してみるベテランさん。
ボス『心配しなくていいよ。会社宛に届くベテランさん宛の書類、全部受け取らないようにするから。セキュリティに伝えとくよ。』
ベテランさん『そうするとどうなるんですか?』
ボス『受け取った証拠がないから何も始まらない。不在で本人の元にレターが戻るだけ。』
ベテランさん『なるほど。ありがとうございます。』
ボス『でも、自分のした事が間違っているんだから、その点は反省しなさい。』
ベテランさん『はい、申し訳ありませんでした・・・。』
この内容を、日本の上司に連絡します。
上司『ベテランさん、次はないからね。自分の行動をしっかりと自覚するように!!』
と、暖かい言葉をいただきました(・・;)
普通こんな問題を起こしたら、一発で帰国ですからね(・・;)
下手したらクビとか普通にありえますよね。
大企業だったら大きな問題になっていた事でしょう。
私も当然反省しました。
周りに迷惑をかけてしまった事。
仲間もそうですし、本社の上司も、フィリピンのボスも。
多方面巻き込んでしまいました(・・;)
そして、その後、なーんにも起きなかったんです。
会社にレターが届くこともありませんでした。
自然消滅ってやつですね。
上司から聞いた話によると、KTVで私に蹴られた日本人は、どこぞの会社の社長さんだったらしいです。
フィリピンでどうにもできなかったので、日本での自分の使えるコネを駆使して、本社にアプローチしたのでしょう。
ただ、私の上司に突っぱねられて、諦めちゃったんでしょうね。
今となってはいい経験だったと思うしかありません(・・;)
上司『ベテランさん、普通は経験しなくていい事なんだからね。』
はい。その通りでございます(・・;)
暴力はいかんよ、暴力は・・・。
この事件は、自分を見つめ直すいいきっかけになりました(・・;)
超ポジティブに考えるなら、このおかげで今の私があるんだと思います(^^)